キカガク プラットフォームブログ

株式会社キカガクのプラットフォームブログです。エンジニアやデザイナー、プロダクトマネージャーなどが記事を書いています。

入社後半年間で入社前に抱えていた不安は解消できたのか?

はじめに

こんにちは、キカガク for Business のエンジニアをしている村田です。

私は2024年4月にキカガクに入社したのですが、入社時点でいくつかの不安を抱えていました。

今月でちょうど入社半年になり、入社以前に感じていた不安は解消されたのかどうかを書き記していきたいと思います。

キカガクに興味がある方に少しでも参考になれば幸いです!

入社時に抱えていた不安

私自身初めての転職ということもあり、いくつか不安事項がありました。細かいことを言い出したらキリがありませんが、大きく分けて次の2つが特に気がかりでした。

1. フルリモートワーク環境でも問題なく仕事を進めることができるのか?

最も大きな不安はフルリモートワーク環境に関するものでした。前職でもリモートワークの経験はありましたが、フルリモート環境で働くのはキカガクが初めてでした。

リモートワークができる環境を希望していたものの、フルリモート環境ではキャッチアップが難しいのではないか、さらに自分から積極的にコミュニケーションを取るのが得意ではないため、チームにうまく馴染めるかどうかに対しても不安を感じていました。

2. 新しい技術スタックに適応することができるのか?

次に、技術スタックに対する不安です。

前職では約3年間、フロントエンド開発を担当し、主に Vue.js と JavaScript を使っていましたが、キカガクでは Next.js(TypeScript)、NestJS、GraphQL が主な技術スタックで、これらの技術にはほとんど経験がありませんでした。

入社前の有給消化期間や個人開発の時間で多少触れてはみたものの、入社後に実務でうまく対応できるかどうか、非常に不安を感じていました。

入社後に不安は解消されたか?

フルリモートワーク環境への適応

フルリモートワークに関しては、予想以上に早く慣れることができました。

何か分からないことがあれば、チームにメンションをするだけで、メンバーの誰かがすぐに返信してくれます。この速さには非常に驚かされました。

テキストで伝えづらいことは Slack のハドルを利用して直接会話をしています。

前職ではリモートワーク / 出社をメンバーが選択することができましたが、その結果、メンバー間で情報の格差が生じることがありました。

しかしキカガクではすべての情報が Slack もしくは Notion、GitHub のプルリクのコメントにまとめてられており、必要な情報にすぐアクセスできるようになっています。

何かわからないことがあったときに、Slack や Notion で検索することでほしかった情報にすぐたどり着けるのは非常に楽に感じました。

情報のキャッチアップにおいて、非常にスムーズでした。

また、テキストコミュニケーション以外にも、以下のような定期的なミーティングが設定されています。

  • デイリーMTG(毎日10:00〜10:15)
  • スプリントプランニング(毎週月曜日10:30〜11:30)
  • 週次定例(毎週金曜日13:00〜14:00)
  • レトロスペクティブ(毎月第3金曜日10:30〜11:00)
  • WinSession(毎月第1週火曜日14:00〜15:00)

一見ミーティングが多いように見えますが、実際やってみると負担は少なく、むしろ貴重なコミュニケーションの機会として非常に有益に感じています。

さらに、毎週金曜日の12:00〜12:45にはプラットフォーム部のメンバーが任意で集まり、ざっくばらんに会話できる場が設けられており、フルリモート環境でも多くのコミュニケーション機会があります。

このように、フルリモートワーク環境でも多くのコミュニケーション機会を得られたことで、今ではストレスなく仕事を進めることができ、出社も良いですが、リモートワークも非常に快適だと感じています。

技術スタックの習得

技術スタックに関する不安は、完全に解消されたとは言えませんが、入社前に抱えていた不安はほぼ解消されました。

入社後、まずはフロントエンドの小さなタスクを担当し、そこでフロントエンドのソースコードやドキュメント、仕様を把握することから始めました。

コードは非常に読みやすく、React と TypeScript の書き方を理解することができました。

入社した月には、メンターの方と毎日30分間のペアプログラミングを行い、コードリーディングを進めながら、その場で分からない点を質問し、疑問を解消していきました。

これにより、フロントエンドの技術スタック(React, TypeScript)については、一人でタスクを進められるレベルにまでキャッチアップすることができました。

入社2ヶ月目以降には、Firestore から RDB への移行タスクを担当し、そこでフロントエンドだけでなくバックエンドも担当することになりました。

私自身バックエンドの実務経験はほとんどなく、個人開発で簡単なAPIを作成した程度でしたが、キカガクでは NestJS と GraphQL が使用されており、これらも未経験でした。

バックエンドに関しては、Notion に充実したドキュメントがあり、入社前のミーティングの議事録を確認することで、アーキテクチャ設計の方針を把握することができました。

NestJS と GraphQL に関しては、ドキュメントを読み込み、メンターに疑問点を相談したり、参考になるサイトや書籍を紹介してもらいながらキャッチアップしました。

ここに関しては割と気合で乗り越えました。

現在は一人でタスクを進められるようになりましたが、経験不足からくる設計面での不安は依然として残っています。今後は設計力の向上に力を入れて、さらなるキャッチアップを目指したいと思います。

まとめ

この半年間、入社当初に抱えていた不安と向き合いながら、フルリモートワーク環境への適応や新しい技術スタックの習得に取り組んできました。最初は慣れない環境に戸惑いもありましたが、分からないことを一つ一つ解消していったことで、自分自身の成長を実感しています。

特に、フルリモートワークという新しい働き方に適応し、チームとのコミュニケーションを深める中で、自分の働き方やスキルに対する自信がつきました。

また、未経験の技術スタックを短期間で習得し、実際に1人でタスクを進めることができるようになったことは、今後のキャリアにおいても大きな財産になると感じています。

一方で、この半年間は技術スタックのキャッチアップで終わってしまった感覚があるため、次のステップとしては、よりよい設計を考えられるようになり、プロダクトの改善提案などに取り組んでいきたいと思います。