こんにちは。 株式会社キカガク、プラットフォーム部の石橋です。 普段は、キカガク for Business の開発を担当しています。
今回は「キカガク for Business 開発チーム」内で先日からチーム勉強会を始めましたので、その取り組みの様子をお伝えします。
※ 少し前に、下記の記事でプラットフォーム部全員を対象とした勉強会の様子を紹介しました。こちらの勉強会も継続して行っていますが、今回紹介するのは部全体を対象とした勉強会ではなく「キカガク for Business 開発チーム」内での勉強会です。
勉強会をはじめるきっかけ
下記の理由からチーム内での勉強会を実施することになりました。
- 「キカガク for Business 開発チーム」では、少し前から「Firestore(NoSQL) → AlloyDB(RDB)」に DB を移行する大きなプロジェクトが進行しており、新しく触れる技術が多いのでインプットの時間を増やしプロジェクトへの理解度を高めたい
- チーム移籍や入社などでチームメンバーが増え、メンバー間の知識量にもばらつきが出てきたので、チームの技術力の底上げをしたい
勉強会の内容
勉強会は隔週木曜日に 1 時間の枠で実施しています。 毎週開催だとメンバーの勉強会準備への負担が大きくなり、週あたりの実装の時間が減ってしまうことを懸念し隔週にしています。
勉強会の進め方は下記のとおりです。
- メンバーが各々勉強したいテーマや書籍を決める
- 勉強会 → 勉強会の間の 2 週間で各々勉強
- 勉強会当日、1 人 10 - 15 分程度の時間で学びを共有
- 共有内容について質問したり、意見を言ったり…
テーマ設定についてはメンバー各々に任せていますが、基本的には RDB 移行プロジェクトで必要な技術スタックをメインにテーマ選定をしています。
例)
また、発表資料については時間的コストをかけすぎずカジュアルに準備&発表できることを大切にしています。(あまりにも発表会色が強くなりすぎると、質問をしにくい雰囲気になってしまうのでは?というのも懸念でした。)
よかったこと
普段は聞くまでもない些細なことなどを質問したり、メンバー全員で小さなディスカッションしたりなど、カジュアルにプロジェクト全体のことについて話せる場を設けることができたことです。 どうしても業務中は「どう実装するか」ということに眼がいってしまったり、質問も実装に寄った内容がメインになりがちだったのですが、技術の本質的な部分に向き合うことが出来るいい時間となりました。
実施してみての課題
チームメンバーの技術力底上げにプラスの効果があることは間違いないですが、今後も新メンバーが増える際に同じ課題に直面します。 その際にオンボーディング等で、この勉強会の資料や内容を確実に共有できるように情報をまとめておく必要はあるかなと思いました。この点に関しては継続して勉強会を行う中で、いい方式がないか模索していこうと思います。
勉強会を通じ今後に期待すること
現在は特定の技術において知見のあるメンバーに、実装方針や設計などの相談をすることが多く知見のあるメンバーに対する依存度が高い状態にあります。 この勉強会を継続的に実施していくことでチームメンバー全員がプロジェクトの技術スタックに詳しくなることで、個々人が判断できる領域がどんどん広がって開発スピードも上がることを期待しています。
まとめ
今回は先日から取り組みを始めた「キカガク for Business 開発チーム内の勉強会」を紹介しました。 本勉強会に加えて、「プラットフォーム部全体の勉強会」も引き続き実施していき、チームの技術力の底上げにチームメンバー全員で協力して取り組んで行こうと思います。