こんにちは! 現在、株式会社キカガクでソフトウェアエンジニアをしています。 中村です。
キカガク | AI・機械学習を学ぶ動画学習プラットフォーム AIプログラミングスクール
「普段勉強している内容を共有してみよう」と言う軽い発案から、キカガク社内では勉強会を5月に開催しました。
その結果、一回の勉強会ではなく「週次勉強会」に変更する運びになり、 半年ほど継続的に勉強会を行うことができました。
今回はこの週次勉強会」 の内容についてレポートさせていただきます!
本記事は「ソフトウェアエンジニア」「開発マネージャー」の方々を対象読者として想定しています。 よろしくお願いします。
週次勉強会の概要
勉強会は毎週金曜日の 15 時半以降から 30 分程度に収まるように実施しています。
実施場所は、メンバーはフルリモート体制という事もあり、全てオンラインです。
発表内容は 「テーマや共有内容を絞ったもの」 「各々が共有したい内容を発表するもの」 の二通りで募集しました。
結果、勉強会の中身は以下の様なテーブルになっています。 (※勉強会を実施していない週あり)
概要の趣旨・感想
金曜日にした理由は特にないのですが、「1週間の終わりである事」から区切りが良いと感じています。
30 分程度に収まる様にするというのは、「内容を共有する側もされる側も負担にならない程度で実施する事」を念頭にして設定を行っていました。
内容に関しては、「フロントエンドエンジニア」であるけれども「フルスタックなスキルを得られる事」を意図して行っておりました。
振り返ってみると「テーマ・目的」としてはテーブルで記載のように以下の3種類に分類できそうです。
- 「開発環境について知る」
- 「開発する上での共通認識作り」
- 「技術導入準備」
勉強会を実施し始めてからの結果・効果
例えば「app.yaml」「cloudbuild.yaml」について知る会を行いました。
こちらの会は「インフラエンジニアが設定した内容をフロントエンドエンジニアが解説する」という特徴を持っています。
株式会社キカガクの「フロントエンドエンジニア」はリリースのメジャーアップデート毎に開発環境を新たに構築します。
しかし、人によってはこの部分がどのような設定で動いているのか認識し切れていない部分がありました。
ですので、この会ではこれら認識不足になっていた部分を見直す事で「経験の差によってブラックボックス」になってしまっていた部分を解消する事を目標としました。
また「フロントエンドエンジニア」が「インフラ」を説明するというのは、一見すると情報不足になってしまい「結局インフラエンジニアが全て説明する二度手間になるのではないか」という懸念がありましたが、そうはなりませんでした。
結果、「フロントエンドエンジニア」にとっても、「インフラエンジニア」にとっても今回の経験は多くの発見をもたらしたように思いました。
「フロントエンドエンジニア」は普段使わない技術に関して細かい疑問を持ち、積極的に情報の収集、質問事項を作成することができましたし、 この姿勢が「インフラエンジニア」にも影響を与え、彼らがコードを再検討するきっかけとなりました。
最終結果として、この共同作業は GCP の料金最適化の検討にも寄与したと思われます。
勉強会開催にあたり苦労する点
挙手制で行う勉強会は初動は良いが、継続させるのが大変です。
勉強会以外にも「ブログ執筆」などで学習を共有する場面を増やし、常に情報共有できるものを探すアンテナを貼る習慣を身につける事が必要そうでした。
勉強会の今後
始めてから約半年が経過して、この勉強会の意義というものも変わりつつあります。
今後、事業規模拡大に伴い影響範囲の大きい技術が続々と導入されていく予定があるので、「新たな技術を習得する場」として役割が大きくなると考えています。
例えば「技術導入準備」では
RDB 導入にあたり、RDB の基礎知識である「正規化」「 ER 図」に関してのおさらいを行い。
例題を作成し、メンバーで問題を解く事で自分達の理解度をチェックしました。
結果、やはりすぐに回答できるメンバーとそうでないメンバーがいましたので、経験者や導入担当者とその他のメンバーに知識量の差が生まれてしまっている事が証明されたように思います。
ですので、今後もこのギャップを埋める為に、技術毎に「初学者を中心とした学び合いの場」を提供し、新技術導入の説明を受けるタイミングまでに会話内容がわかるように準備できる会にしたいと考えています。
終わりに
最後まで読んでいただきありがとうございました!
現在、株式会社キカガクは事業規模が大きく拡大していくフェーズに入り、大きな企業への仲間入りを果たすべく日々変革を行っている状況です。
「フロントエンドエンジニア」から「フルスタックエンジニア」を目指す方も多く在籍しております。
この状況は貴重であり非常に良い経験ができますので、
以下のリンクから会社情報、採用情報を提供しております。
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